業界独自の商習慣にマッチしたERP業界別ソリューションで得られるメリットは?

はじめに

ERPが日本企業に導入され始めたのは1990年代初頭とされていますが、それから30年以上が過ぎた現在も、市場は成長を続けています。

デロイトトーマツ ミック経済研究所が発表した「基幹業務パッケージソフト(ERP)の市場展望 2024年度版」によれば、国内ERP市場は今後も年平均13.6%増で成長を続け、2028年度には5700億円の市場規模に達すると見込まれています。

かつてERPといえば、大企業の基幹業務システムを支えるプラットフォームと捉えられてきましたが、現在では企業規模を問わずERPの需要は拡大しています。ただ、そうした中でコストの増大や、運用を支える人材の不足、自社の業務プロセスにシステムが合わない、といった課題を抱える企業が今現在も多く存在しているのです。

本コラムでは、自社の業務プロセスに適合したERPの有用性と、弊社ERPがもつ業界別ソリューションについてご紹介します。

業界別ソリューションを導入するメリット

「自社の業務プロセスにシステムが合わない」という現場の不満を抑え、ERPのスムーズな導入および定着化を成功させるためには、自分たちの業界に特化したテンプレートなどを効果的に活用する必要があります。

弊社では、NTTデータグループとして長年培ってきた業務ノウハウをもとに、ERPパッケージ「Biz∫」を提供しています。会計・販売・人事給与といった業務モジュールはもちろんのこと、「業界別ソリューション」も豊富に取り揃えています。

業界別ソリューションを利用することで、企業は次のような3つのメリットを得ることができます。

業界別ソリューションを導入するメリット

導入期間の短縮

業界別ソリューションには業種/業界固有の業務フローに沿った機能があらかじめ含まれているため、大幅なカスタマイズが不要です。
これにより導入に費やす期間が短縮できます。

開発コストの削減

上述のような特徴によって、業界別ソリューションは設計や実装作業の大半を簡略化することが可能です。
これによって開発に費やす人件費や外注費などを削減することができます。

開発コストの削減

業界別ソリューションを導入するにあたって要件定義をゼロベースで始める必要はなく、
用語の定義や認識統一にかける負担を軽減することができます。

幅広い業界への導入が可能な業界別ソリューション

Biz∫にて用意している業界別テンプレートやソリューションについて、それぞれの概要を下記に紹介します。

Biz∫で取り扱うことができる業界別ソリューション

①Biz∫金融会計テンプレート

金融業で必要となる機能をテンプレートとして組み込んでおり、金融業界独自の計数管理・開示をサポートします。
補助簿の検索・参照機能による元データ確認や、必須処理となる平均残高管理などの処理を会計システム上で可能とします。さらに外部システム連携機能により、高度な要求にも対応します。
>Biz∫金融会計テンプレートの詳細はこちら

②Biz∫ Project-Space

設備工事・エンジニアリング業向けに特化した機能をテンプレートとして組み込んでおり、プロジェクトごとの収支をあらゆる視点から管理します。例えば、労務費や間接費、材料費など発生したさまざまな費用を、工事番号や製造番号といったプロジェクト単位で管理できます。また、1つの受注情報の中に契約情報やプロジェクト情報を柔軟に紐づけて管理することも可能です。
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③imforce 建設業統合基幹モデル for Biz∫

建設業向けに特化した機能をテンプレートとして組み込でおり、事業全体の収益予測をタイムリーに把握します。
通常の実行予算原価に加えて月別の支出(見込原価)を予測したり、工事単位で粗利見込額を把握したりすることが可能で、改善策の早期着手を実現します。また、工事物件を引合状態からシステム上で管理することで、事業計画に即した営業活動を支援します。
>imforce建設業統合基幹モデル for Biz∫の詳細はこちら

④商社/販社向け貿易テンプレート for Biz∫

商社/販社向けに特化した機能をテンプレートとして組み込んでおり、商取引のスピードアップを実現します。
商社/販社の強みでもある複雑・多様な商取引形態に幅広く対応し、会計処理を担保しつつスピード感を損なわないスムーズな取引を支援します。また、きめ細やかな見越在庫管理などによって需給バランスの平準化を実現し、供給量にバラツキがある商材についても安定したデリバリーを支援します。
>商社/販社向け貿易テンプレート for Biz∫の詳細はこちら

⑤生産管理テンプレート for Biz∫

ファブレス製造業に特化した機能をテンプレートとして組み込んでおり、低コスト化・短納期化を目指した生産管理を実現します。
生産依頼データを取り込んだ後、製造指図の作成、完成入庫、発注入庫といった処理へと自動連携することが可能です。基幹システム外のExcelなどで行われていたデータの二重入力や整合性チェックなど、生産管理の非効率な作業を解消します。
>生産管理テンプレート for Biz∫の詳細はこちら

⑥プロジェクト採算管理テンプレート for Biz∫

IT業界に特化した機能をテンプレートとして組み込んでおり、経営層から現場まで、それぞれの視点で採算性の評価を実現します。
ITサービス業特有の複雑なプロジェクト形態にも柔軟に対応し、計画から見通し把握、要員管理まで、網羅的にサポートします。また、標準提供されるプロジェクト計画作成用支援ツールを利用すれば、基本情報のファイルをダウンロードするだけでプロジェクト計画のシミュレーションが可能となります。
>プロジェクト採算管理テンプレート for Biz∫の詳細はこちら

⑦Biz∫鉄道ソリューション

鉄道業界に特化した機能を集約しており、鉄道事業の効率化からグループ経営の高度化まで一貫して対応します。
本業である鉄道事業に加え、沿線を中心とした流通・サービス・不動産など、多角的な事業を展開している企業は、広範囲に及ぶ基幹システムの整備が必要となります。そこでの複雑な課題にもきめ細かく対応し、豊富な標準機能による高い業務適合率を実現します。
>Biz∫鉄道ソリューションの詳細はこちら

⑧放送業向け会計ソリューション

放送業界に特化した機能を集約しており、いつでもどこでもスピーディーな経費精算により、現場スタッフの負担を軽減します。
番組制作では細々とした大量の経費が発生しますが、領収書をスマホで撮影するだけで情報が自動入力される機能により、迅速かつ効率的な処理を実現します。
>放送業向け会計ソリューションの詳細はこちら

⑨小売業会計ソリューション

小売業界に特化した機能を集約しており、多様な店舗形態や大量のトランザクションといった課題に対応します。
本社と店舗間の会計・経理業務の統合を図り、仕訳・残高・月次状況などのデータを一元管理することで、全社的なビジネス状況のリアルタイムな可視化を実現します。組織別や地域別・店舗別はもとより、製品別や顧客別での損益を確認するなど、より細かい粒度でのデータ把握も可能です。
>小売業会計ソリューションの詳細はこちら

まとめ

NTTデータ・ビズインテグラルでは、多様な業界に特化したBiz∫のテンプレートやソリューションを提供しています。
これらの業界ソリューションについては上記で紹介したものだけでなく、現在も順次開発を進めており拡充を図っていきますので今後の展開にもどうかご期待ください。

また、当社ホームページでは、Biz∫の導入事例や業界別のお悩みコラムなども多数公開しています。実際に製品を導入いただいたお客様のお声も掲載していますので、ご参照をいただければ幸いです。

そして「より詳しい話を聞いてみたい」「Biz∫の実際の画面を見てみたい」といったご要望もございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。